下地づくりは左官やクロスを施工する前の下地を作る事です。
キレイに仕上がるかどうかは、下地にかかっていると言っても過言ではありません。職人さんが「下地をひろう」と言うのは、下地の善し悪しがそのまま仕上がりに影響されるので気を使う作業です。
例えばしっく塗りの仕上げ工事は、コテを使って壁にしっくいを塗っていきます。
地震や乾燥でしっくいが割れたり、細かなヒビが入ったりしにくいよう、下地作りをして下さっています。
仕上がりはパターンによって力加減を変えたりすることで、壁の陰影がでてクロスとは異なる味わいが出てきます。
漆喰は左官職人さんが、コテひとつでパターンを作っていき、抑える加減で仕上がりが変わります。
お施主さまと確認したご希望の仕上がりになるよう施工していきます。写真のNさんは流れるようなコテの動きで、いつも目を見張るばかり。お施主様が体験の時に、「塗るのが難しい」というお声をよくきく、角や取り合いの部分も、さすがプロ!きっちりキレイに仕上げてくださいます。
作業中は、寡黙な方ですが、声をかけるととっても楽しいNさん。漆喰体験されるお施主さまとの時間はとっても楽しいそうです。
気さくで他の職人さんからも信頼の厚い方です。
下地づくり中のNさん 仕上げ中のNさん
2022年も残りわずかとなりました。今年一年大変お世話になりました。来年もブログで現場の事など紹介させて頂きますので、宜しくお願い致します。