こんにちは、コヒヤマです。皆さん、突然ですが「セメント」と「モルタル」と「コンクリート」の違いって知っていますか?建設業に関わる人には常識でも、言葉だけが独り歩きしていて、専門外の人にとっては改めて考えると「ん?何が違うの?」ってことが結構ありますよね。ちなみにセメントとは、調べると「粘土を含む石灰石や石膏を焼いて作った粉末」となっています。これがグレーのきめ細かな粉末で紙袋に入って売ってるやつです。これに砂と水を加えたのがモルタルで、普通のモルタルより少なめの水で混ぜ合わせたモルタルの事をパサ。セメントと水だけならノロ。セメントと砂利と砂と水を加えたものがコンクリートになります。それぞれ比率があり、硬化の速さや硬さも使いみちも違います。さて、ここまで述べたものは皆さんが直接かかわるようなものはないと思います。ですが…ここからです。お家を建てよう!(もしくは建てた!)でお、お庭は自分たちでやってみよう!とお考え方に、ちょっと手の込んだDIYをお教えします。「洗出し(あらいだし)」とか「人研ぎ(じんとぎ)」といった言葉を耳にしたことがないですか?この二つの作業、ちょっと器用な素人さんが挑戦すると結構面白いものができあがります。(すごく飽きっぽくてあきらめが早い人はだめですよ!特に人研ぎは!)では、まず「洗出し」ですが和テイスト喫茶店の入口前の床などでセメント床の表面に細石が顔を出しているやつです。これは、上記で述べた「モルタル」に細石を加えて様子を見て固まる前に表面を洗い、細石をあらわにする仕上げです。例えば庭に緑を目いっぱい設け、中央あたりに小さなテーブルと椅子を置きたい!という時にその部分の床にやってみては!で、これも普通のモルタルではなくカラーモルタル、細石も色目を考えて!形状も□や○にこだわらず自分の感性で!例えばいびつな七角形とか!どうですか?やる気になりましたか?それとももう疲れましたか?「人研ぎ」は、当社2階男性用TOILの手洗カウンター(写真)がそれです。
砥石で研ぐので洗出しよりは手間ですがいい味が出ます。庭の水場にいいかも知れません。
型枠つくりや割れない様にワイヤーメッシュ(餅網の化け物サイズもあります)など、裏方の作業も必要なので下調べをよくして下さいね。どちらも昔の日本のお家にはよく見受けられたものですが、和風だけでなく洋風にも出来ます。いいものができましたら是非お知らせ下さい。