「前を向いて歩こう」

公開日：2020/05/02(土) 更新日：2020/05/02(土) 家づくり

こんにちは。

Ｉｄｅａｌ　Ｈｏｍｅ　中山真由美です。

いつもお読み下さる皆さま、ありがとうございます。

さてさて、コロナ。あ～もうええ加減にしてや。って感じですね。
しかし、コロナに負けるわけにはいかない。
STAY HOMEをみんな頑張っていると思う。
でも「うゎ～！！ってマスクを外したくもなる。。」そんな毎日ですね。

そんな日々の中、お引渡しをさせて頂くお家もありました。
ホームページに建築中として上がっていない物件もあり、二世帯住宅で建築をさせて頂いたお家のお話しです。

昨年の1月ショールームにお越し下さり、二世帯住宅の計画のご相談を受けました。
その中には、これからの家族の暮らし、親御様とのこと、色んなお悩みがある中で、どのように計画を進めていくのがベストなのかは、各方面のエキスパートから知恵をもらいながら一つ一つのことを整理し、進めてまいりました。
古くなったブロック塀をどうするのか、やりかえとなると費用もかさむし、でも建築確認が下りない。そして何より、地震がくると怖い。
当初は3階建ての2世帯にするのかなど考えたけれど、準防火地域の3階建てはこれも又接道やら消防法やらややこしい。
みんな同じですが、出来るだけ費用はおさえたいのも当然。

あれやこれやと考え、考え、まとめ、やっと建築がスタート出来るところに至りました。
二世帯住宅で大変なことの一つは、住まれる方の人数が多い分、ご意見もたくさんあるということ。その一つ一つをまとめ上げられたお施主様は本当に大変だったと思います。何度か投げだしたくなられた時もおありだったようで、私たちのサポートの元に完成出来たこと、「感謝の気持ちでいっぱいである」とお話し下さいました。

そして、そのお家のお母様がおっしゃったことに、
「外構工事、建物の解体、そして新しい家に住むという事。その大きな事が、本当にできるのだろうか・・・と始めは不安と共に頭がいっぱいになっていましたが、この建築に携わる皆さんが、私たちの家のために一生懸命に作業をしてくれている様子を見て、その姿に私は後押しされました。頑張らなければと思いました。」というお言葉。

長く住んでいらっしゃったお住まいを変えるという事は、年齢が増すにつれて不安になるもの。
それが「楽しみである」というお気持ちになって下さったことに、このご計画に携わらせて頂くことができ、本当に嬉しく、良かったなと心から思いました。

そして帰り際、何度も見送って下さるそのお家を見上げた時の青空。

こんな時期だけれど、青空は変わらない。
とても綺麗なその青空に又元気を出して「前を向いて歩こう」と感じました。

「人に幸せをもたらすことのできるお仕事」完成に至るまでには色んなことがあります。
でも、そのようなお言葉を頂けるように。。。

さて、次のお家にまた取り組んで行こうと感じた、ある一つのお家のお引渡しでした。